大人の愛着障害を克服

大人の愛着障害を克服

愛着障害を抱えた大人の場合、自分の状態(゠自分は愛着障害である)の自覚が子供のそれよりも容易なため、より簡単に克服することが可能になります。大人の愛着障害の特徴は、他人への信頼感が極めて薄い、疑心暗鬼な対人関係様式、社交性の欠如、気分の激しい乱高下・・・・・・といったものが見られます。

「愛着障害になりやすいか」は遺伝的に既に決まっている

大人が愛着障害になる原因はその人の遺伝的な要因に依存します。たとえば、オキシトシンという愛情ホルモンがありますが、この分泌量が遺伝的に低いという人というのが存在します。つまり、このような人では生まれつきオキシトシンレベルが低いので愛着障害になりやすいという話になります。

このタイプの人が、悪い社会的体験をその後に積むことで、さらにその人の愛着パターンの劣悪さを産み出すことになるわけです。このように、大人の愛着障害の原因は、まず第一に遺伝、次いで環境が引き起こすと考えられています。

オキシトシンリッチな遺伝形質を持つ人は、愛着障害になりづらい

逆に、先天的にオキシトシンが高い人は、他人への愛着感、信頼感がもともとかなり強いので、その後に悪い社会経験を積んだとしても、大人になって愛着障害になることもほとんどあり得ないという話になるわけです。

このように、大人になって愛着障害になりやすいなりづらいというのはあらかじめ決定しているという話になります。背の高い低い、筋肉がつきやすいがつきづらいが遺伝的に既に決まっているのと同じように、愛着障害になりやすいなりづらいというのも、あらかじめ決まっているという話になります。

大人の愛着障害の克服法

▶総合的な克服法を取ること

サプリメントを使用していき、脳内のオキシトシンレベルを上昇させる方法をとりながら、運動(エクササイズ)の習慣をつけながら、生活習慣(人間関係、仕事環境を整える)を是正するということを同時並行で、やる必要があります。どれか一つでもおざなりになると、大人の愛着障害の克服はうまくいかなくなるのでご注意ください。

愛着障害は境界性人格障害(Borderline Personality Disorder)と類縁の障害で、症状も重複していることが少なくありません。そのため、大人の愛着障害の克服の方法は、境界性人格障害の克服の方法を適用していくことで、カバーできます。そもそも大前提として、愛着障害も境界性人格障害も、神経症も類縁の親戚のようなものです。そのため、診断名自体に大きな意味はないと考えてまず間違いがありません。

▶診断名を見るよりも症状に着目した方が良い

要するに、他人への不信感が強く、繊細で傷つきやすいという共通の特徴がこれらの精神疾患からは見出すことができるというわけの話です。そういう意味において、診断名自体に大きな意味は一切ありません。

今すぐ実行できる克服の方法は、運動(有酸素運動や筋トレ)を習慣化し、マインドフルネスといわれるようなメディテーションを実行することです。運動をすると、愛着障害に欠乏しているとされるオキシトシンレベルが上昇することが知られています。あた、メディテーションにもオキシトシンレベルを上昇させる効果があります。オキシトシンが上がっていけば、対人不信感や愛情飢餓観もなくなるので愛着障害は大人になっても普通に治るというわけです。

まとめ

愛着障害を克服するには、総合的なありとあらゆる側面からその問題の原因を解消していくという努力が欠かせない。全方面から原因を包囲し、解決する努力を欠かさないことが極めて重要になってくるという話です。どれか一つの方法だけで良いという話では全くありません。しかしながら、何もしないよりはした方がマシなので、今すぐ自分でできる克服法を選定するのが最も賢明だという話になります。

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